「結の手」の夢

「楽しく・美味しく・みんな元気に!」

——これが私たち「結の手」の夢です。

雄大な山や果てしない海を前にすると、自分の小ささを感じながらも、自然の大きな懐に包まれる安心感が広がります。日本人は昔から、山や森、川、石、風すらも神ととらえ、自然の恵みを神様からの贈り物として、感謝の気持ちを持って生きてきました。 けれども都市化とデジタル化が進んだ今、私たちは液晶モニターを見ることに多くの時間を費やし、五感で自然を感じる力を少しずつ鈍らせています。エアコンやコンビニが快適な暮らしを支える一方で、「自然に合わせて生きる」理由が薄れ、まるで自然がなくても生きられるかのように錯覚してしまいました。その歪みが、ストレスや疲れなど、心身のさまざまな不調として、静かに警鐘を鳴らしています。 結の手は、自然と人間のつながりを取り戻すことを目指しています。さまざまな生き物に支えられ、八百万の神に見守られていることを思い出し、土に触れ、旬を味わい、自然の循環を感じる暮らしを目指します。自然と再び結ばれたとき、「楽しく・美味しく・みんな元気に!」という結の手の夢が実現し、皆様の生活がより豊かになると信じています。

ブログ・コラムに飛ぶ

これまでの歩み

仕事が忙しすぎる、時間が足りない、身体を大切にしている余裕はない。 そんな毎日で、ふと「このままで良いのかな?」と、もやもやした気持ちになったことはありませんか? 私自身、医師として多忙な日々を過ごしていました。患者さんを診るだけでなく、教育や研究にも追われる中で、自分の身体や心、そして暮らしそのものを大切にできていませんでした。 そんな時、糖尿病を患いました。 自分の身体と向き合わざるを得なかったことで、ようやく日々の食事や環境の大切さに目が向くようになりました。そして、農業を始めてみることにしたのです。 土に触れ、野菜を育てる中で、「身体は食べ物からできている」という当たり前のことが、言葉ではなく実感として心に刻まれていきました。 そうしてたどり着いたのが、「半農半医」という生き方です。

これからの取り組み

医師として、そして農家として。 ふたつの視点から、心と身体、そして暮らしのバランスを見つめなおす時間を大切にしています。 病気になってから直すのではなく、病気を予防して健康を維持する。そのためにできることは、薬や医療だけではありません。日々の食事や自然との触れ合いも、大切なケアのひとつだと感じています。 これから、長野県青木村を拠点に
・野菜の苗を植えたり収穫したりする農業体験
・季節のご飯をみんなで囲む会
・体を整える料理を一緒に作る会
・アーユルヴェーダの考え方を共有する会
など、さまざまな形で『結の手』という場所を育てていく予定です。 ここでの体験が、健康や暮らしを見つめなおす、きっかけのひとつになったら嬉しいです。

結の手のやさしい台所とは?

野菜作りを始めて、艶やかに実った夏野菜の姿に、それまでの疲れや苦労が吹き飛ぶほどの愛おしさを感じました。
小さな双葉が葉を広げ、根を張り、暑さや雨風に耐えて実を結んだ姿はなんとも誇らく、その色艶や香り、風味、歯ざわりのすべてを、料理にのせてまっすぐ届けたいと思ったのです。 これが、私の「料理」が大きく変わるきっかけでした。 主役は、採れたての旬野菜。
旨みも栄養価も十分なので余計なことはせず、必要な手間には時間を惜しみません。
丁寧に出汁を取り、火加減に気を配り、調味料は最小限に。まっすぐ素材に向き合っていると、不思議と心が穏やかに整っていくのです。 自然の恵みに感謝の気持ちを忘れず食べてもらう大切な人を想いながら丁寧に料理をする。
畑から食卓までの過程を楽しみ、毎日を元気に過ごす。 結の手は、青木村の畑から食卓へ、料理を通して自然と暮らしがつながることが大切だと考えています。

「結の手」での催し

お店で食材を買うときに、それがどう育ち、誰が収穫し、どう加工・流通されたのかは、私たちにはほとんどわかりません。身体をつくる食事なのに、その背景が置き去りになっていませんか。 だからこそ、自然と身体のつながりを体感する時間が必要なのです。 結の手のイベントでは、ヤギ・羊との触れ合い、畑での収穫体験、採れたて野菜の料理教室、みんなで味わう食事会、そしてアーユルヴェーダのミニ講座を通して、畑と身体のつながりを体感することができます。「毎日コンビニ食」「疲れが抜けない」「料理がマンネリ」「子どもに自然体験を…」という方にこそおすすめです。 自然に触れ、楽しく収穫・料理し、美味しく食べる体験は、「食べる=命をいただくこと」という実感を呼び戻し、心も身体も元気にしてくれます。

一覧ページに飛ぶ